画像引用元 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210705/k10013120091000.html
メジャーリーグでの大活躍中のロサンゼルス・エンゼルス 大谷翔平選手!
今シーズン(2021年)は、ホームラン王争いと投手としての二桁勝利にも王手をかけていてMVPの期待も高まる最もホットなスポーツ選手であるといってもいいと思います。
連日、目を離せない戦いを繰り広げていますが、様々な記録を打ち立てようともしています。
今回は、高校生時代まで遡って、こでまでに築いてきた記録とともに歴代の記録と比較していく形で見ていきたいと思います。
こちらのデータや情報と合わせて試合観戦すると新しい楽しみ方ができると思います!
花巻東高校時代にアマチュア史上初の最速160kmを記録
画像引用元 https://athleterecipe.com/column/1/articles/1757386
大谷選手は、花巻東高校時代にアマチュア野球史上初となる最速160kmを記録しています。
現役のプロ選手でも160kmを投げられる投手は限られていますので、高校生で出すのはとんでもない記録ですよね。
高校生で剛速球を投げられる投手は他にどんな方がいたのか、150km以上を投げてきた投手の歴代の最速記録をまとめてみました。
【高校野球の歴代最速投球記録】
年 | 選手名 | 学校 | 球速 |
1998年 | 新垣 渚 | 沖縄水産 | 151km |
1998年 | 松坂大輔 | 横浜 | 151km |
2001年 | 寺原隼人 | 日南学園 | 154km |
2007年 | 佐藤由規 | 仙台育英 | 155km |
2012年 | 大谷翔平 | 花巻東 | 160km |
2019年 | 佐々木朗希 | 大船渡 | 163km |
大谷選手は2012年に160kmを投球し、当時の最速記録を出しました。
しかし、2019年に佐々木朗希(大船渡)が最速を塗り替える163kmを記録し世間を騒がせたのはまだ記憶に新しいと思います。
NPB最速投球記録『球速165km』の記録保持者(※)
画像引用元 https://www.nippon.com/ja/behind/l10602/
高校時代に最速記録を出して7年間破られることはありませんでした。
プロに入ってからも球速はあがり2016年に球速165kmという記録を打ち立てました!
NPBで160km以上を記録した投手が他にいるかも合わせて表にまとめてみました。
【NPBで球速160km以上の記録保持者】(2021年9月27日時点)
順位 | 選手名 | 所属チーム | 球速 | 記録日 |
1 | チアゴ・ビエイラ | 巨人 | 166km | 2021年8月13日 |
2 | 大谷翔平 | 日本ハム | 165km | 2016年10月16日 |
3 | マーク・クルーン | 巨人 | 162km | 2008年6月1日 |
3 | アルキメデス・カミネロ | 巨人 | 162km | 2018年6月15日 |
5 | 由規 | ヤクルト | 161km | 2010年8月26日 |
5 | ロベルト・スアレス | ソフトバンク | 161km | 2016年10月14日 |
5 | ラファエル・ドリス | 阪神 | 161km | 2017年8月29日 |
5 | 千賀滉大 | ソフトバンク | 161km | 2019年3月29日 |
5 | 国吉佑樹 | 横浜 | 161km | 2019年4月6日 |
10 | 林昌勇 | ヤクルト | 160km | 2009年5月15日 |
10 | スコット・マシソン | 巨人 | 160km | 2012年7月5日 |
10 | 藤浪晋太郎 | 阪神 | 160km | 2016年9月14日 |
10 | 古谷優人 | ソフトバンク | 160km | 2019年5月5日 |
10 | エドウィン・エスコバー | 横浜 | 160km | 2019年6月9日 |
(※)2021年8月13日に巨人のビエイラ投手が球速166kmを記録し、5年間続いた大谷選手の記録は破られました。
2014年にNPB史上初2桁勝利・2桁本塁打を達成
画像引用元 https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/npb/2014/05/29/post_401/
大谷選手は、2014年にNPB史上初となる投手として11勝・打者として10本塁打で
2桁勝利・2桁本塁打を達成しました。
プロ入りから”二刀流”と名乗り活躍してきましたが、この記録がまさしく二刀流の真骨頂と
言うべき記録ではないでしょうか。
歴代の投手でホームランを量産してきた選手はいるのでしょうか?
昭和時代までさかのぼりますが、投手でホームランを量産してきた選手をランキング化してみました。
【NPBで投手で放った本塁打数ランキング】
順位 | 選手名 | 本塁打数 | 現役年 |
1 | 金田正一 | 38本 | 1950年~1969年(20年) |
2 | 別所毅彦 | 35本 | 1942年~1960年(17年) |
3 | 米田哲也 | 33本 | 1956年~1977年(22年) |
4 | 平松政次 | 25本 | 1967年~1984年(18年) |
5 | 堀内恒夫 | 21本 | 1966年~1983年(18年) |
6 | スタルヒン | 19本 | 1956年~1969年(19年) |
7 | 稲尾和久 | 17本 | 1956年~1969年(14年) |
8 | 星野仙一 | 15本 | 1969年~1982年(14年) |
8 | 成田文男 | 15本 | 1965年~1982年(17年) |
10 | 金田留広 | 13本 | 1969年~1981年(13年) |
ランキング表をご覧になってお気づきかと思いますが、歴代の記録者たちは現役時代の通算本塁打数になります。
大谷選手は、2013年のプロ初出場から2021年9月27日時点までで、NPB通算48本塁打、MLB通算92本塁打で日米通算140本という投手としては驚異的な数の本塁打を放っています!
この数字を見ることでいかにとてつもないことをしているかがよく分かると思います。
2015年に最優秀防御率・最多勝利・最高勝率のタイトル獲得
画像引用元 https://cyclestyle.net/article/2015/12/27/31245.html
2015年には投手として最優秀防御率、最多勝利、最高勝率のタイトルを獲得しています。
投手として三冠を達成するということは一流の投手であることを表しています。
歴代の投手で三冠を達成(投手三冠王)した選手はどのくらいいるのでしょうか?
こちらも表にまとめてみましたので参考にしてください。
【パシフィック・リーグ歴代の投手三冠王達成】
年 | 選手名 | 所属チーム | 最優秀防御率 | 最多勝利 | 最高勝率 |
1957年 | 稲尾和久 | 西鉄ライオンズ | 1.37 | 35 | .854 |
1959年 | 杉浦忠 | 南海ホークス | 1.40 | 38 | .905 |
1960年 | 小野正一 | 毎日大映オリオンズ | 1.98 | 33 | .750 |
1961年 | 稲尾和久 | 西鉄ライオンズ | 1.69 | 42 | .750 |
1980年 | 木田勇 | 日本ハムファイターズ | 2.28 | 22 | .733 |
1990年 | 野茂英雄 | 近鉄バファローズ | 2.91 | 18 | .692 |
2003年 | 斉藤和巳 | 福岡ダイエーホークス | 2.83 | 20 | .870 |
2006年 | 斉藤和巳 | 福岡ソフトバンクホークス | 1.75 | 18 | .783 |
2008年 | 岩隈久志 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 1.87 | 21 | .840 |
2011年 | 田中将大 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 1.27 | 19 | .792 |
2013年 | 田中将大 | 東北楽天ゴールデンイーグルス | 1.27 | 24 | 1.000 |
2015年 | 大谷翔平 | 北海道日本ハムファイターズ | 2.24 | 15 | .750 |
歴代の投手三冠王を達成した選手は6人でした。
打者としても活躍している中でのこの記録はすごいですよね!
2016年にNPB史上初の2桁勝利・100安打・20本塁打
画像引用元 https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=002-20200406-38
2016年にはNPB史上初の2桁勝利・100安打・20本塁打を達成しました。
また、パ・リーグのベストナイン発表ではNPB史上初となる投手と指名打者の2部門でダブル受賞を果たしました。
本来は、ベストナイン投票規定では投手部門と野手部門の重複投票は禁止されていましたが、大谷選手の活躍を考慮して規則変更されていたそうです。
2018年にMLB史上初の10登板・20本塁打・10盗塁
画像引用元 https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/mlb/2018/10/07/___split_29/
2017年12月9日にMLBのロサンゼルス・エンゼルスと契約し念願のメジャーリーガーになることができました。
メジャーリーグ1年目となる2018年は、MLB史上初の10登板、20本塁打、10盗塁が評価されて、ア・リーグの新人王に選ばれました。
日本人選手のMLB新人王受賞は2001年のイチロー選手以来、17年ぶり4人目となりました。
ちなみに過去にMLBで新人賞を受賞した選手と記録についてもまとめておきました。
【日本人選手のMLB新人賞受賞歴】
投手部門
年 | 選手名 | チーム | 登板数 | 勝利数 | 敗北数 | セーブ | 防御率 |
1995年 | 野茂英雄 | ドジャース | 28 | 13 | 6 | 0 | 2.54 |
2000年 | 佐々木主浩 | マリナーズ | 63 | 2 | 5 | 37 | 3.16 |
2018年 | 大谷翔平 | エンジェルス | 10 | 4 | 2 | 0 | 2.52 |
野手部門
年 | 選手名 | チーム | 試合 | 打率 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
2001年 | イチロー | マリナーズ | 157 | .350 | 242 | 8 | 69 | 56 |
2018年 | 大谷翔平 | エンジェルス | 114 | .285 | 93 | 22 | 61 | 10 |
まとめ
大谷翔平選手のこれまでの記録と各記録での歴代選手など数字をまとめて比較してきました。
あらためて数字を見ていくと大谷選手がどれだけとんでもない記録を作ってきたのか分かると思います。
今シーズンも残り少なくなりましたが、さらなる記録が作れるように応援したいと思います。
みなさんもプレイと合わせて記録も気にしながら注目してみてはいかがでしょうか。
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