キャンプでは、調理や食事をしたり、お菓子を食べたり、ゆっくりお酒を飲んだり、色んな場面でテーブルが活躍します。テーブルがなければ、地べたに食器や飲み物を置くことになり不便ですので、アウトドアテーブルは必須アイテムと言えます。
アウトドアテーブルにも形状やサイズなど色々と種類がありますので、初心者キャンパーさんのテーブル選びに参考になるように、アウトドアテーブルの種類や選び方について紹介していきます。
アウトドアテーブルをどう使うのか『用途』を考えてみる
アウトドアテーブルを選ぶ時に、どういった用途に使うのかを考えてみましょう。
用途によってテーブルの呼び方が変わってきますので参考にしてみてください。
『メインテーブル』は、食事や休憩、団らんなどに使用する、文字通りメインで使用するテーブルを指します。
『サイドテーブル』は、メインテーブルの横や、チェアの横に置いて使用するメインよりサイズが小さくサブとして使用するテーブルを指します。
『キッチンテーブル』は、料理用にバーナーを設置したり調理器具を置いたりできるような形状で立った状態で作業しやすい高さのテーブルを指します。
『焚き火テーブル』は、バーベキューや焚き火の傍においてサイドテーブルとして使用できるように、ステンレス製など火に強い素材を使用しているテーブルを指します。
選び方①:『テーブルサイズ』は使用人数に合わせて選ぶ
テーブルを購入する際は、何人で使用するのかをイメージして選ぶといいでしょう。
人数が多いほど、テーブルには料理のお皿や飲み物のコップやグラスなどが並びますので、小さいと不便に感じてしまいますよね。
おおよそのサイズ感としては、1人(ソロ)でなら幅30~60cm、2人なら幅70~90cm、 4人なら幅120~140cm、6人なら幅140~170cm程度のものを選ぶといいでしょう。
「普段は3人だけどグループキャンプで8人用が必要」という時などは、4人用テーブルを2台並べて使うというのもおススメです。 また、お料理の他にも箱ティッシュやウェットティッシュ、ランタンやスピーカーなど小物の置き場所に困ったりしますので、小さめのサイドテーブルも用意しておくと安心です。
選び方②:『テーブルの高さ』で好みのスタイルを選ぶ
キャンプ用のアウトドアテーブルには『ハイテーブル』と『ローテーブル』という高さによって違う2種類と、サブ用やソロ用としての『ミニローテーブル』の3種類があります。お好みのキャンプスタイルや用途に合わせて選ぶとよいでしょう。
ハイテーブル
『ハイテーブル』は高さ70㎝程度のもので一般的な家庭のダイニングテーブルと同じような高さです。普段の感覚で食事することができますし、調理をする場合も立ったままで作業しやすいです。
ただし、ハイテーブルはサイズが大きくなりがちですので、収納性はローテーブルよりも落ちてしまいます。
ローテーブル
『ローテーブル』は高さ30~40cm程度のもので、より地面に近い高さのテーブルです。調理などの作業には向いていませんが、ローチェアと合わせることで足を伸ばしてゆったりと座ることができます。焚き火を楽しんだり、景色を眺めたりしてリラックスしたい方に向いているテーブルです。
また、テーブルの脚の長さを調整してハイテーブル/ローテーブルの両方を切り替えて使えるタイプもありますので、こちらであれば幅広いスタイルに対応できそうです。
ミニローテーブル
『ミニローテーブル』は高さ10~15cm程度のもので非常にコンパクトなソロキャンプ用のテーブルです。焚き火を楽しみたい地べたスタイルのキャンプをしたい方に最適のテーブルです。
また、ランタンなどを置くサイドテーブルや、テント内の小物置きテーブルなどの用途としても便利です。
選び方③:『収納方法・持ち運び方法』からテーブルを選ぶ
アウトドアテーブルはキャンプなどの屋外で使用するので、自宅などからキャンプ場まで持ち運ぶ必要があります。そのため、収納性や持ち運びしやすいかも選ぶポイントになります。
収納方法には、大きく分けて2つのタイプがありますので特徴を紹介します。
折り畳み式(フォールディングタイプ)
『折り畳み式』は天板についているスタンド(脚)を内側に折り畳んで収納するタイプです。天板を二つ折りにしてその内側にスタンド(脚)を収納するタイプもあります。
組み立て、撤収が簡単で初心者にも簡単に使いこなせるうえ、持ち手がついてることが多く持ち運びにも便利です。
ロール式(ロールタイプ)
『ロール式』は、天板とスタンド(脚)部分を分離して、天板をロール状に丸めて、スタンドは折り畳んで、 筒状の収納袋にコンパクトにまとめることができます。
折り畳み式と比較すると組み立てが難しいため、自宅で練習してからキャンプ場にいくと安心です。
選び方④:『素材の違い』による特徴でテーブルを選ぶ
『素材』によってアウトドアテーブルは特徴がかわってきますので、使用するシーンや重要視するポイントに応じて選んでみるとよいでしょう。
『木製』は天然素材でナチュラル派におすすめ
『木製』テーブルなどのナチュラル系素材は、キャンプなどのアウトドアでは自然に溶け込んで落ち着いた雰囲気を演出してくれます。使い込むことによって風合いが増していきますので、使うたびに愛着も沸いてくるでしょう。
他の素材のテーブルに比べて重くなりがちですので、持ち運びには適していないのが難点です。
『ステンレス製』は耐熱性に優れて頑丈
『ステンレス製』テーブルは、耐熱性が高く、熱くなった鍋やダッチオーブンをそのまま置けたり、焚き火の近くで使用したりしても問題ありません。
サビや汚れにも強くお手入れも簡単、手軽にガンガン使えますので長く使うことができるのがポイントです。
『アルミ製』は軽量化と頑丈さを優先する人におすすめ
『アルミ製』テーブルはステンレス製と同じく耐熱性が高く汚れにも強いですが、何といっても軽くてコンパクトになる収納性、他の素材より安価ですのでコスパ良しといった特徴があります。
荷物を少なくしたいソロキャンパーさんや、初期費用を抑えたいというママさんに適した素材です。
『鉄製』は焚き火の近くで使いたい方におすすめ
『鉄製(アイアンメッシュ)』テーブルは、熱々の鍋やダッチオーブンをそのまま乗せたり、焚き火のうえにテーブルをセットして五徳として使ったり、焚き火を囲んで使用することを想定したものなどとにかく頑丈です。
鉄製なので重量があり持ち運びには不便ですが、頑丈で安定性の高いテーブルです。
無骨な雰囲気でワイルドな男の人に似合いそうなデザインのものが多いです。
『布製』は軽量&コンパクトで収納の負担が軽い
天板部分が『布製』のテーブルは、他の素材と比べるともっとも軽量でコンパクトに収納できるタイプのテーブルです。登山やツーリング、自転車キャンプなどに適しています。
強度に劣るため、重いものを載せるには不向きですので、ファミリーキャンプではメインテーブルとしては使えないので、サブテーブルとして活用すると良いでしょう。
選び方⑤:『ベンチや椅子とセット』になっているテーブルを選ぶ
『テーブルと椅子やベンチがセット』になっている商品は、椅子やベンチをテーブルの内側に収納できるタイプが多く、椅子を別で用意するより積載量を少なくすることができます。 また、セット商品になっているものは、テーブルと椅子を個別に購入するよりコストも抑えられるので初心者には優しいと言えます。
選び方⑥:『雰囲気』がテントやチェアと合うものを選ぶ
キャンプをする時には、テーブルの他にもテントやタープ、チェアなど他のアイテムが必要になります。サイト全体のカラーや素材感を合わせると一体感が生まれ、雰囲気のあるキャンプサイトを作ることができます。
他のキャンプアイテムに「デザインや雰囲気を合わせる」ということをメインにテーブルを選んでみるのもよいかもしれません。
まとめ
アウトドアテーブルの種類や選び方について紹介してきました。
キャンプの必需品と言ってもいいアウトドアテーブルですが、実際にキャンプに行くと一つだけでは物足りなく感じることがあります。用途に合わせて、こっちはメイン、こっちはサブなどのように複数使いすると快適なキャンプができると思います。
ぜひ、快適で素敵なキャンプサイト作りのためにお気に入りのアウトドアテーブルを見つけてくださいね♪
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