画像引用元 https://山行こ.com/archives/15902
アルコールバーナーとはアルコールストーブ(アルスト)とも呼ばれる野外でお湯を沸かしたり料理をする時の熱源となるものです。
軽量コンパクトなものが多く、登山キャンパーやミニマルキャンパーに人気のアイテムです。
今回は、そんなアルコールバーナーの魅力や特徴、商品の選び方についてまとめています。
アルコールストーブに興味を持った方は、ぜひ参考にしてください。
アルコールバーナーの特徴
アルコールバーナーって使いやすいの?ガスバーナーと何が違うの?
アルコールバーナーのメリット、デメリットについてまとめました。
メリット
軽量コンパクト
画像引用元 https://www.sakanakokoro.com/2018/06/06/28977/
各メーカーから販売されているアルコールストーブの多くは、手のひらサイズで軽量コンパクト
で持ち運びに困らないため、荷物を最小限にしたい登山キャンパーやミニマルキャンパーに愛用されています。
着火・消火がカンタン
画像引用元 https://web.sharebase.jp/life-style/stove-alcohol/
着火方法は、燃料となるアルコールを注ぎ、ライターなどで火を付けるだけです。
消火方法は、蓋をして空気を遮断するだけですので、とてもシンプルな構造です。
消火蓋には、燃焼口を塞ぐスペースを調整することで火力調整できるタイプもあります。
故障に強く音が静か
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アルコールストーブ本体に燃料となるアルコールを注いでライターなどで着火するだけのシンプル構造ですので、故障に強く、機能的なトラブルはほぼありません。
また、ガスバーナーなどのように圧が掛かったりすることもないので、燃焼中に音がすることもなく、夜間の使用でも他のキャンパーに迷惑をかけるようなことはありません。
燃料はどこでも入手できコスパも◎
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燃料用アルコール(バイオエタノール)は、ホームセンターやドラッグストアで購入できますので、忘れてしまった場合でもキャンプ場に向かう途中で簡単に入手することができます。
500mlで300円前後で購入することができますので、コスパ的にも◎です。
デメリット
ガスバーナーと比較すると火力が弱い
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アルコールバーナーは、ガスバーナーと比較すると火力が弱いため、お湯を沸騰させるのにも時間がかかってしまいます。
高火力が必要な調理などには向いていませんが、お湯を沸かすだけでいい、沸かす間の時間も楽しみたいという方であれば問題ありません。
風に弱く火力調整が難しい
画像引用元 https://山行こ.com/archives/4385
アルコールバーナーは、アルコールが気化して燃焼しているだけなので風には弱く、そのため火力調整も思い通りにいかない場合もあります。
風防も合わせて使用することで風避けになり火力調整しやすくなります。
炎が見えにくい
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アルコールの炎は青い部分が多く夜間は見えますが、日中は見えにくいので火が着いていることに気付かないこともありますので、お子様が近くにいるなどの場合は注意が必要です。
調理や加熱には風防と五徳がセットで必要
画像引用元 https://www.mountain-products.com/features/vargostove20170905/
アルコールバーナーで調理やお湯を沸かしたりなどの加熱をする際には、風防と五徳をセットで用意しておきましょう。
アルコールバーナーの火口部は、むき出しで風に弱いので風除けのための風防が必要ですし、直接鍋などを乗せられないので五徳が必要となります。
燃料の持ち運びは、専用ボトルがおすすめ
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アルコール燃料の持ち運びは販売用ボトルのままではなく、液体燃料用の専用ボトルに入れ替えるのがおすすめです。
燃料の注ぎやすさや使い勝手がよいだけでなく、バックパック内での燃料漏れ対策に適しています。
調理に特化した「ストームクッカー」で弱点を克服
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アルコールバーナーは手軽に使えますが風に弱い、火力が弱いという弱点を克服できる「ストームクッカー」という商品で、料理もしっかり楽しめるアイテムも発売されています。
外部からの風を遮りつつも空気を取り込んで燃焼できる構造が特徴的です。
アルコールバーナーの選び方
アルコールバーナーの魅力が伝わってきたら試しに一つ欲しくなってきたと思います。
そこでここからはアルコールバーナーを購入する時の選び方についてポイントを紹介していきます。
アルコールバーナーの素材
真鍮製
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3種類の中では重量が重くなってしまいますが、強度と安定感に優れています。
光沢のある金色で見た目が特徴的ですが、錆びやすいという面もあります。
使い込むことでおきる経年変化を味として楽しめる方に向いています。
アルミ製
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軽量で安価ですので、初心者が購入する際のハードルが低いです。
また、アルミは加工しやすい点から、アルミ製の空き缶から自作する方もいるようです。
チタン製
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軽量かつ強度にも優れており、耐腐食性も高いのでさびにくいという特徴があります。
ただし、他の素材と比較して高価になってしまうので初めて購入する初心者にはハードルが高いかもしれません。
まとめ
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今回はアウトドアでお湯を沸かしたり料理する時に活躍するアルコールバーナーについて紹介してきました。
ガスバーナーにはない魅力がありますので、キャンプにはまってきたらプラスアルファの熱源として、火遊び道具として検討してみてはいかがでしょうか。
新しい楽しみ方を発見できるかもしれませんよ。
ぜひこの記事を参考にお気に入りのアルコールバーナーを見つけてくださいね。
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