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キャンプ初心者が、さぁキャンプするぞ!となってテントやタープ、テーブルやチェアを揃えたら、次はシュラフ(寝袋)を選びましょう。泊まりのキャンプでは、テントで寝ることになりますのでアウトドア用の寝具を用意する必要があります。
日中思い切り遊んだ後は、テントでぐっすり休息をとって翌日のアクティビティに備えたいものです。
そんな時に、シュラフが合わなくて寝心地がイマイチ、よく眠れなかった、とならないようにしっかり準備しましょう。
充分な睡眠をとって二日目も元気に活動したいですもんね。
シュラフ(寝袋)の選び方
シュラフとは自宅での布団の代わりになるもので寝袋やスリーピングバッグなどとも呼ばれます。
形や中綿の素材、耐久温度などで使用に適した環境や季節が変わってきます。
初心者キャンパーであれば、いきなり雪山キャンプでデビューすることは稀だと思いますので、春夏秋の3シーズン対応のシュラフを選ぶとよいでしょう。
夏用ですと春秋の涼しい季節では不十分ですし、冬用ですと夏には暑すぎて使えなくなってしまうので。
それでは、どんな種類のシュラフがあるのか紹介していきますね。
選び方①:シュラフの形状で選ぶ
シュラフの形状には、大きく分けて封筒型、マミー型、人型の3種類があります。
それぞれに特徴が違い、使用シーンや寝心地、保温性などが異なりますので自分に合うものを考えてみましょう。
封筒型(レクタングラー)
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封筒型は、封筒のような長方形(レクタングラー)の袋状のタイプです。
ゆったりした寝心地で、自宅の布団と同じような寝心地といっていいでしょう。
2つのシュラフを連結できるタイプもあり、小さなお子様と一緒に寝ることができて使い勝手がよいです。
夏の暑い季節などでは、上下を分離して使うことで、足のみを出して眠るようにしたりで
涼しく眠ることも可能です。
また、マミー型と比較して価格も安くコスパのよい商品が多いのもポイントです。
マミー型
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マミー型は、ミノムシのように頭まですっぽり被る形状でマミー(英語で「ミイラ」)が由来です。
身体にぴったりとフィットする形状ですので、保温性が高く寒い季節や場所での使用にも適しています。
収納性も高く、コンパクトにまとまりますので登山などで荷物を増やしたくない方に好まれます。
人型
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人型は、「着るタイプ」の寝袋です。
人型に作られているため、着たまま立ったり歩いたりできる仕様になっています。
寝起きに「しばらく布団からでたくない」という方には、着たまま行動できるのでいいかも。
選び方②:中綿の種類で選ぶ
シュラフ(寝袋)の中綿には主に化学繊維(化繊)とダウンの2種類があります。
こちらもそれぞれ特徴が異なりますので紹介していきます。
化学繊維(化繊)
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化学繊維は、水に強く自宅の洗濯機で丸洗いできるものなど、取り扱いが簡単でダウンと比較すると安価ですのでコストパフォーマンスにも優れています。
一方、低い温度に対応しているものほど、かさばってしまい収納時のサイズも大きくなりがちです。
ダウン
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ダウンは、軽くて保温性が高くコンパクトにできる圧縮性もあります。
登山や冬の季節などでもダウン特有のフワフワして温かい寝心地で快適に眠ることが可能です。
しかし、雨などの水濡れに弱く、メンテナンスも大変だったり、化学繊維と比較して高価だったりと中級者~向けの素材です。
選び方③:耐久温度で選ぶ
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シュラフには、「快適温度」により3シーズン用、夏用、冬用などに分かれています。
一般的に、夏用は5~10℃、3シーズン用は-5~5℃、冬用は-5℃以下のものが適しているとされています。
「快適温度」や「適性温度」「耐久温度」が記載されている場合は、「使用目安温度+5℃」のシュラフを選ぶと良いと言われています。
しかし、季節だけではなく場所や天候などで気温は変わりますので、状況に応じたシュラフを選ぶとよいでしょう。
気温や状況の変化に対応できるようにブランケットや毛布、湯たんぽなどと合わせて使用することで体温を保って睡眠することができますので、3シーズン用のものにプラスアルファすることを考えてみるのもよいでしょう。
選び方④:使い勝手の良さから選ぶ
シュラフを選ぶ際には、快適温度や寝心地だけでなく使い勝手の良さについても比較して考えてみるのもよいでしょう。
掛け布団と敷き布団に分けることができるか
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封筒型を選ぶ際に確認しておきたい仕様として、ジッパーなどで「掛け布団」と「敷き布団」に分離できるかどうかを見ておきましょう。分離できることによってシュラフとしてだけではなく、単体で「ひざ掛け」や「ブランケット」として使用できる汎用性があると夕方の急な冷え込み時などにサッと使えて身体を冷えから守ってくれます。
また、このタイプのシュラフは同じ種類を2つ連結してダブルサイズの布団のように使用できるタイプも多いのでファミリーキャンパーさんはチェックしておくとよいでしょう。
自宅で洗濯できるか
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シュラフを購入して長くキャンプで使用したいなら、使用後のメンテナンスもしっかりしたいですよね。
そうした時にメンテナンスに手間をかけたくないのであれば、洗濯機で洗えるものを選ぶのがおススメです。
また、洗濯機が使えない場合には、お風呂の浴槽で押し洗いするのもよいでしょう。
基本的には、使用後にはよく乾燥させてカビが発生しないように気を付けることが大切です。
軽量でコンパクトに収納できるか
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ファミリーキャンプなどでは、人数分のシュラフを用意するので車の積載量についても考慮する必要があります。
積載量に余裕があれば気にすることはないかもしれませんが、「他の荷物も多いし少しでもコンパクトに」とか、ツーリングキャンプや登山などでそもそも「荷物はできるだけ少なくしたい」という場合には、いかに軽量でコンパクトにできるかも重要なポイントとなります。
一般的に中綿が化学繊維のものよりダウンのものが、より軽量でコンパクトになります。
まとめ
今回はキャンプやアウトドアでの睡眠を快適にするシュラフについて紹介しました。
「寒くて寝られなかった」、「暑くて寝苦しかった」とならないようにできるだけ状況に合わせたシュラフを選びましょう。
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