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キャンプで楽しむ焚き火では、薪を燃やすことになりますが、購入したままの太い薪はなかなか燃えてくれません。
まずは焚き付けで小さな火を起こし、小枝や細い薪から徐々に大きな薪を追加していくのが王道です。
しかし、市販の薪は太いままの状態がほとんど。
そんな時、薪割りで薪を細かくする作業自体も焚き火の楽しみ方の一つだったりします。
今回はそんな薪割りに必要な道具であるアウトドアナイフについて紹介していきます。
焚き火で必要な薪割りに使う道具とは?
キャンプで焚き火をする際に必要な薪割りに使う道具として、鋸(ノコギリ)、斧(オノ)、鉈(ナタ)、ナイフなどがあります。
それぞれに役割が異なり、目的に応じて道具を変える必要があります。
鋸(ノコギリ)
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鋸(ノコギリ)は、木材を切る役割があり、木の繊維の方向に切る縦びき刃と、木の繊維を断つ方向に切る横びき刃があります。
フィールドに落ちている木を薪として使用して大丈夫なキャンプ場では、長い木を使いやすい長さに切る場合に使用します。
販売されている薪を使用する場合は、長さ36㎝、45㎝のものが多いので、長さをカットする必要はあまりないと思います。
※サイズの小さな焚き火台の場合は、カットした方が良い場合もあります。
斧(オノ)
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斧(オノ)は、キャンプでの薪割りに適したアイテムで、手斧という片手で使用できるタイプのものがおススメです。
市販の太い薪を割って細くすることで、焚き付けからの火を付きやすくすることができます。
ある程度重さがあるので、大きな力を使わなくても斧自体の重さで力強く薪を割ってくれます。
鉈(ナタ)
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鉈(ナタ)は、斧よりも薄いので持ち運びには良いですがパワーは劣ってしまいます。
また、ナイフほどではありませんが、慣れると細かい作業もできるようになります。
大きな薪を割る斧と、細かい作業ができるナイフの中間的な役割を持っています。
ナイフ
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キャンプで薪割りに使用するナイフであれば「ブッシュクラフトナイフ」といタイプのものが適しています。
斧や鉈のように大きく振りかぶっては使用できませんが、バトニングという作業で薪割りすることが可能です。
市販の薪を薪割りするのであれば、ナイフでも十分役割を果たせます。
斧や鉈と比較してコンパクトサイズですので、持ち運びに適しています。
アウトドアナイフの種類
キャンプでの薪割りでは、アウトドアナイフでも十分とお伝えしましたが、アウトドアナイフにもいくつか種類があります。
使用シーンに合わせて適したナイフが変わってきますので、それぞれの種類と特徴を紹介していきます。
シースナイフ
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折り畳みのできない固定刃のタイプで、未使用時にはシース(鞘)に収めておきます。
頑丈なものが多く、薪割りの「バトニング」や木を削ったりするブッシュクラフトに向いています。
フォールデイングナイフ
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刃を折り畳んで柄の内側に収納してコンパクトにできるタイプです。
コンパクトな分持ち運びに適していますが、シースナイフと比較すると頑丈さは劣ります。
刃部分の厚さにもよりますが、肉や野菜を切ったりする料理に適しているものが多いです。
ツールナイフ
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ナイフの他に、栓抜きやハサミ、缶切りやドライバーなど様々な機能を備えたコンパクトなアイテムです。
様々な使い方ができるので、1つ持っておくといざという時に便利です。
ただし、ナイフ部分は強度に劣るため薪割りなど力の掛かる作業には向いていません。
ナイフの素材
アウトドアナイフの素材は、大きく分けてステンレススチールとカーボンスチールの2種類があります。
それぞれで特徴が異なりますので、どちらが自分に向いているかチェックしたうえで選びましょう。
ステンレススチール
ステンレススチールは、包丁やはさみなど自宅で使っている製品にも使われています。
錆に強くメンテナンスも簡単な素材ですので、初心者に扱いやすいタイプです。
カーボンスチール
カーボンスチールは、切れ味が良く、研ぎやすい素材でブッシュクラフトにも優れた効果を発揮します。
水分に弱く錆びやすいので使用後はメンテンナンスをしっかりする必要があります。
ナイフで薪割りをする技術バトニングとは?
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アウトドアナイフで薪割りをすることを「バトニング」と呼ばれています。
薪割りは斧や鉈でもできますが、ナイフを使用しての薪割りのことを指しています。
薪の木口にナイフの刃を当てて、ナイフの背の部分に他の木を叩くようにして力を加え薪を割ります。
ナイフを振りまわすことがなく安全で、小さなナイフでも大きな力を加えることができます。
また、ナイフは斧や鉈よりもコンパクトですので持ち運びに適しています。
ナイフで薪を削るフェザースティックとは?
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フェザースティックとは、薪や枝などを薄く長く削って焚き付け用に作ったものをいいます。
薄く削られて木から羽が生えているように見えることから「フェザー(羽)スティック」と呼ばれています。
着火剤がなくても火付きがよくブッシュクラフト好きな方はこの手法で焚き火を楽しみます。
一般的にバトニングで細くした薪を削ってフェザースティックを作ります。
まとめ
画像引用元 https://otokonokakurega.com/learn/outdoor/39930/
今回は焚き火での薪割りに使うナイフについて紹介してきました。
斧や鉈で行うイメージの薪割りですが、もっと手軽にナイフでも薪割りはできます。
バトニングやフェザースティックなどのスキルも磨いて焚き火の際の楽しみ方を増やしてください。
こだわりのアウトドアナイフで経験を積んでキャンプ上級者を目指しましょう。
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